いつも素材を近くに置いて

2021-02-11

journal

素材と建物

気に入っている素材、よく使う材料はいつでも見て触れて感じることができるように身近に置いています。それらの素材に囲まれて建物を考えることができるように。

学生時代の恩師の香山先生に、「自分が気に入った材料は机の端などに置いて、いつも身近に感じられるようにしておくといいよ。」ということを教えて頂きました。

それを守り、こうしていつも素材に接していると「読書百遍自ずから通ず」とばかりに、その素材へ理解が深くなったような気持ちになるから不思議です。

ひとつひとつの素材が望むかたち、それぞれの素材が建物のなかで生き生きとした健やかで美しいかたちをみつけたいです。