お庭が育ってきました。

2019-08-04

journal

本日は2年半前に竣工した木造住宅でのお打合せ。帰りがけにお庭を見せて頂きました。ガーデニングがご趣味のオーナー様で、庭と建物のいい関係をテーマのひとつに設計させて頂いた住宅です。

竣工当初よりもお庭に厚みが増し、敷地全体が一体感のある佇まいになってきました。拝見するたびにとてもうれしい気持ちになります。

アプローチの両脇には宿根草が植わり、落ち着いた雰囲気の小路が出来ています。 石の目地にも芝が生えて一体感がある前庭となっています。

 

反対側から見るとるとこのような感じで、適度なプライバシーが作られています。アクセントの花もいい感じです。

手前に見える幹が太い三本の木は、もともと敷地内に生えていた雑木。設計時に全ての樹木の位置とサイズを測量して、なんとか残した樹木です。いつも、既存樹木を残すと、建物が昔からそこにあったような佇まいになり、とても落ち着いた雰囲気になります。新しく植えた樹木と既存樹木が良い感じに共存してます。

こちらは新しく植えた樹木。建物近くにこれくらいの大きさの樹木を植えると、これもまた建物が以前からこの場所に建っていたような雰囲気にもなります。

ほどよいバランスで植えられた宿根草や低木。単調にならずに目を愉しませてくれていますね。

北海道は冬期が長く、あまりガーデニングが盛んなエリアだとは言えないのですが、このようなお庭を拝見すると、北海道でのガーデニング生活がとても魅力的なライフスタイルに見えてしまいます。

また、来年、再来年が楽しみです。